第49回 修了式
天気に恵まれ、春の暖かい陽気の中、修了式を行いました。
卒園児のみんなをお祝いするかのように幼稚園の正門の桜の木が今日、見ごろを迎えました🌸
受付でお花をもらいます。
胸元には、ご卒園おめでとうの胸章を付けてもらいました。
控室での様子。
最後の出席をとって、いよいよ修了式が始まります。
年長児らしい立派なお返事です。
堂々と証書を受け取りました。
修了児父母代表のごあいさつ。
3年間を振り返り、とても感動的なお言葉を頂きました。
修了児による歌『さよならぼくたちの幼稚園』
心を込めて丁寧に歌い上げました。
【園長の挨拶】
卒園児の皆さん、ご卒園おめでとうございます。今日まで皆さんはよく遊んできました。これはきっと皆さんにとって大きな力となるでしょう。
先日、中学校を卒業することになった、美しの森幼稚園の卒園児が遊びに来てくれました。「無事に高校決まりました。将来は人の役に立つ仕事に就きたいと思います。」と言っていました。
私はこの一言にたいへん感激しました。最近、「中学生ぐらいの子供達が、将来の夢を語れなくなった。」と言われていますが、美しの森幼稚園を卒園した子達は、立派に成長しています。
また別のある子は保護者の方と一緒に来園して、中学校の卒業式の時に撮影した「森の子達の集合写真」を見せてくれました。同伴された保護者の方は「森ファミリーで楽しい中学校生活を過ごせました。」とご報告してくださいました。
美しの森幼稚園が、コミュニティとして機能しているというこの話は、設立者である石渡義一が大切にしていた教育理念を表していると感じます。
設立者は幼児教育をよく、「心の器を形成する教育である。」と言っていました。幼児期に感覚を十分刺激し充足させることで、小学校以降の教科教育というご馳走を一杯盛り付けることが出来る大きな器を形成する。
卒園児の皆さんが、膝の上に置いている修了証書ファイルに貼られている写真には、「鹿鳴」と書かれています。
古代の中国では「鹿がご馳走を見つけた時に、ここに美味しいご馳走があるよ。みんなで一緒に食べようぜ!」と仲間を呼ぶと考えられております。そこから仲間と出会えた事を喜び・感謝する。そしていつか再会できることを願うという意味で、設立者は「鹿鳴」と書いております。
本日、ご列席を賜りました保護者の皆様、誠におめでとうございます。皆様にはこの3年間大変お世話になりました。新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、美しの森幼稚園らしい保育がなかなか行えず、なかなかご期待にお答えできない場面があったかと存じます。そのような中でも、皆様のご協力とご理解を頂き、今年度は食育「誕生会カレーの復活」が行えましたこと、深く感謝申し上げます。
令和5年度には、土曜日に幼稚園で遊ぶ企画を予定しておりますので、日程が合いましたら、親子そろって足をお運びいただければ幸いに存じます。
皆様のご多幸を教職員一同お祈り申し上げまして、園長挨拶とさせて頂きます。
令和五年三月十六日
美しの森幼稚園
園長 石渡 一郎
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